このコレクションは、ワークブック (Workbooks) 内のシートのセット (Sheets) です。シート上でどのようなアクションができるかを見てみましょう。
まず、本に何枚のシートがあるかを調べてみましょう。
Sub Test() 'moonexcel.com.ua MsgBox (Str(Application.Workbooks.Item("Test.xls").Sheets.Count)) End Sub
このコードでは、ワークブック (Workbooks)「Test.xls」内のシート数 (Sheets.Count) を表示する画面 (MsgBox) へのメッセージを呼び出しました。
シートにはセルだけでなく図も含まれます。また、計算シートと同様にグラフも枚数に含まれます。
シートのコレクションでは、独自のシートを追加することもできます。これには Add メソッドがあります。このメソッドには 4 つのパラメーター Add(Before、After、Count、Type) があります。これらのパラメータはすべてオプションです。最初の 2 つは、シートの挿入場所を担当します。次に、挿入するシートの数Countとシートの種類Typeを指定します。たとえば、タイプはスプレッドシートの場合は xlWorkSheet、グラフの場合は xlChart になります。場所が指定されていない場合、シートは現在のシートを基準にして挿入されます。
Sub Test() 'moonexcel.com.ua Sheets.Add After:=Worksheets("Sheet3"), Count:=4 End Sub
このようにして、シート「Sheet3」の後に 4 つのシート (Count:=4) を挿入しました。本の最後にシートを挿入することもできます。
Sub Test() 'moonexcel.com.ua Worksheets.Add ActiveSheet.Move After:=Sheets(ActiveWorkbook.Sheets.Count) End Sub
必要に応じて、一部の文字を非表示にすることもできます。これは、画面上に文字として表示したくない定数や計算がある場合に便利です。これには Visible メソッドを使用できます。このプロパティを TRUE または FALSE に設定すると、必要なシートを削除または表示できます。
Sub Test() 'moonexcel.com.ua ActiveWorkbook.Sheets("Sheet3").Visible = False End Sub